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「電動ガンのオーバーホール」の真実③ ~中古のM4を快適動作させる~

2020.04.25

いよいよメカボの組み立てです。が、まずは仮組みですね。
そう、みんな大好きシム調整のお時間がやってまいりました。この時点で指が壊死したのかってくらい真っ黒ですが、更に指が黒くなっていきます(なぜ

対象のギア3点

シム調整の対象は言わずもがな、この3点のギアです。それぞれ役割はわかりきってるので解説しないですが、どれも重要なギアですね(当たり前
で、一応シム調整の目的ですが、ギアの位相方向のクリアランスを適切にすることで引っ掛かりなくスルスル回るようにすること。バックラッシはメカボの軸間寸法精度で決まるので悪あがきしないでください。

ポトリっ

まずはこのスパーから。スパーは左側カバーに近い位置で合わせます。要はメカボの壁や一番近いベベルの軸受けの淵にさえ触れなければ良いわけです。ここでクリアランスを大きくとると後が詰まってきますのでここは必要最低限で。因みにシムは0.1mmからで刻んでいけばOKと思います。

お次はセクター

次にセクターですが、先ほどのスパーとの干渉が怖いです。写真はまだ近い状態なのでこの後シムの厚みを更に増しています。正直、この時点で大分ハマりました。この後メカボを閉めて手回ししてを繰り返していくのですが、なんか均一な噛み合いにならない。。。ってさっき軸間方向は調整不可!って自分で言っていたのにね。結局ギア歯面形状がいまいちだって結論に至るのですが、ここはこのギアを使用します。どうやら破損や不良ではなさそうだし、これで高精度強化ギアを入れた日には何が何やら。あくまで純正ライクに拘ります。最近、社外の高精度なギアでばかりメカボを組んでた成金野郎だったので耐性がなかっただけみたいです。。。
ただ1時間半ほど格闘する中で、メカボ側もギア側も側面についてはバリや表面を整えたので、そっちについては大分良くはなりましたけどね。

仮組みで閉じて、手回しして、、、、
開いてシムの調整と各部の削り。再び閉じて手感覚と音でチェック。
閉じた時に左右ガタも確認。シムを両側に入れていく。(写真はわかりやすくするために、ワザとシム入れずに軸を飛び出させてます。)

なんとか満足行くところを探りあてました。回転時の音色まで気にして迷宮入りしましたが、結局最も負荷がなくスルスル回る位置でGOサイン。グリスを塗れば大分良い感じになるだろうという判断です。

シリンダー穴は横に向けました。ピストン部の気密は確認したがOKでした。
はい!!組み込み完了

で、いきなりパーツを載せて組み込み完了です。途中特に写真を撮る必要を感じなかったのでパーツを淡々と載せました。ただ、重要な潤滑については話をしなければなりません。私はちょっと伝手もあって特殊なフッ素グリスを使っていますが、いずれにせよグリスは筆で薄く塗っていくのが良いです。潤滑が必要な場所を意識して満遍なく。写真は既にグリスアップが済んでいる状態ですが、それでもこんなもんです。今まで組んだメカボもこれで焼き付いたり異音がしたことは特にないです。

閉じて完成

後はスプリングばいーんに気を付けて閉じるだけ。以前はこの閉じる作業がすげー嫌だったのですが、何度も何度もやるうちに不思議とスルっと出来るようになりました。QD方式じゃなくても一撃で閉じれます(当たり前か)
こうしてなんとかメカボが完成したので、いよいよ次で本組みしていきます。チャンバー周辺は思ったより言う事なかったので、とりあえずその中で話をしようかと。

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