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「電動ガンのオーバーホール」の真実④ ~中古のM4を快適動作させる~

2020.04.26

さあ、いよいよ大詰めです。
ここからはガンガン作業を進めて参ります。なんせメカボは出来たのでね!
とりあえず腐った色の指を一回洗ってきました。主成分が油だったのでジョイできれいになりました。

下側フレームにイン!ここからはこれまでの作業の逆再生です。

どんどん組み込んでいきます。繊細な所は終わったので作業を進めるのみ!
ですが、ちょいちょいやれる事はやります。まずは超安っぽかったグリップ。こいつはいつも通りにPL削って滑らかにしてやりました。そして、、、今回は塗装もしちゃいます。今回はあえて外装塗装はやりませんが(中身で勝負!)、グリップはやっておきます。

粗めに削って面付け
サフ吹いてネイビーブルーで塗装

ワンポイント抑えるだけでカスタム感が出ます。何よりグリップは重要ですからね。人の手が触れる所ですし、ここの調整はオーバホールの趣旨にも合っているかなと。

 さて、ここで一度全部組み上げました。オーバホールの意図に含まれる”確認”作業のためです。メカボを組んだのでモータ入れてテスト動作。ばっちり動きます。更にチャンバー周辺はそのままに上側フレームを組付け。初速は0.2gで76m/sでした。。。そう、今回の趣旨の通りですが、スプリングは変えていないので気密が取れている限りは初速なんて変わりようもない。でもこれで良いんです。メカボの機能は安定して空気を放出すること。今回の作業で初速が変わっていたら意図と違う作業になっていた事になるので、、、それは失敗と言えます。
意図通りに組めていることが重要なのです。
 と、ここまで確認できたので再びフロント部はバラシ。チャンバー周辺に手を付けていきます。

チャンバーは簡単にバラバラに

ここでやるべきはただ一つ。気密取りです。ノーマルのパッキンはどうしても隙間が大きく空気が漏れます。そこでシールテープをインナーバレル周辺に巻いて、パッキンゴムをそこにかぶせます。これが自分の中の正解。しっかり密着すると空気が漏れなくなります。パッキン周辺に巻く写真を見た事ありますが、あれってどうやってチャンバーに入れるんですかね?これで気密はバッチリとれるし、シリコンスプレー拭いておけばこれでチャンバーにぶっこむことはできます。で、後は重要なホップ用の突起のセンター出し。ノーマルに限りですが、自分は押しゴムとアームのみを組付けて、押し込んだ時のバレル内のシルエットを見てセンターを判断しています。

白いのがシールテープ
アームのみ取り付け
押し込んでみる。。。OKセンター!(写真だと歪んで見えますが問題なし)

チャンバー周辺に手を出さずにでた初速が76m/sだったのに対し、、、
気密取り後の初速が以下の写真の通りです。

安定して83m/s付近

気密取っただけでこの初速。まあスタンダードなら良個体の数値といったところでしょう。前提として、気密が取れていない部分を改善してやるのはその個体のポテンシャルを正常な状態に戻している行為だと思います。そこから初速を上げるのは、スプリング、バレル、後はシリンダーバレル容量とインナーバレル容量のバランスってのもありますが、それらは追加の部品を投入することになります。まあマルイスタンダードのポテンシャルとしては大体この初速かなってのが自分の見解です。

で!ついに完成です。最後にドットサイトだけつけました。
これはあまりものをちょちょいと。これくらいはOKでしょう(自分に甘い

オーバホール後のM4

あまり自分の感想を書くと今後のレビューに作用しそうで嫌なのですが、明らかにセミの時の切れ味が増した気がす(動作速度の話ではありません。音を含めた体感の話ですw)若干ですが現行の新車のM4よりも気持ち良いです。そう、気持ち良い(大事なことなので2度言いました)
どうでしょうか。撮影の仕方にもよりますがシャキッとした感じがしませんか。
さあ、これでやっとこのブログも完結です。後は皆さんの意見を聞くのみ。
自画自賛も入ってますので自己満足感のが強いですが、少なくともこれがオーバホールの一つの形を成した銃です。その意図を汲み取ってもらったうえで、紀淡のない意見を頂けたらと思います!! さあ、フィールドいつ再開できることやら。。。

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