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【丁寧に説明】VSR-10プロスナをカスタム『実戦投入前の下ごしらえ』

2020.09.27

こんにちは! 山中合戦場スタッフ『ユウ』です。
今回のブログネタは、またまたVSR-10ですw

ノーマルプロスナをベースにちょっとだけ手を加える方法を、
丁寧に紹介しようと思いますのでお付き合いください!

そう、、、新しいVSR-10を購入してしまったのです。。。

最近定例会の中であったのですが、

"VSR-10の弾道がおかしい"
”ホップがかかっていない気がする”

とお客様からシューティングレンジで話しかけられまして。

そのVSRは確かに目盛りいっぱいまで動かしても、
ホップがかかってない感じの弾道になっていました。

そのお客様も”やっぱホップパッキンの異常ですかねー”
と言われていたのですが、、、

”ところでVSR-10ってバラすの簡単ですか?”って話になり。

その時はネジ外して1,2,3の3アクションくらいでバラせますー。
簡単なので是非やってください!ってお答えしたのですが。

後で思うとちょっとラフに答えすぎたなと後悔。

自分もフィールドで運用しているVSR-10(いつの間にかフィールドの銃になってしまった)を分解整備しては居ます。

が!シンプル故に奥が深いのがボルトアクション、、、
細かいことを考えるとバラしが簡単だから楽勝!みたいな言い方したのは乱暴だったなぁと思い返した次第です。

ので!
既にしゃぶりつくされているのは承知ではありますが、
改めてこの山中のブログで自分なりの分解整備の解説をしていきたいと思います!

さあ、これが本日の材料となります。
新品ドノーマルのVSR-10 プロスナ

単に分解整備をやるだけだと、もう埋もれてチリと化すので、
テーマを決めてかかろうと思います!

ずばり、

〈〈 新品のVSR-10(プロスナ)買ったからさ!
フィールドに持ってく前に最低限のカスタムだけはするよ!
(なるべくお金はかけたくないなぁ)〉〉

です!(ずばり感がないという突っ込みは受けつけます)

あと、VSR-10はノーマルのままだと実戦無理なんですか?って話ですが、
自分は全然使えると思います。
余計なことしない方が良い可能性すらあります(爆

まあでもそこは男の子なんで。
ちょっといじっておきたいじゃないですか。

のでポイントは3つ。
①ホップの効きを強くして重量弾でも飛ばせる様にする
②スコープをのせる
③持ち運べる様にする

これくらいにしておきます。

①ホップパッキンとアーム(Maple Leaf Vホップの60°をチョイス、アームは適合するものを)
②実売3000円の安いスコープだけどネットで評判◎なやつ。た、たしかに良いかも。。
②スコープマウントですがこれは必須です。左に見えているのは元々着いてたアイアンサイト
バレルスペーサですがこれは使用せず。後で説明します。
実売4000円のケース。最高です!

まずはグッズ含めて”おいくら”だったか。

全合計で23,524なり。これでサバゲー参戦できると思えば安くないですか?

ネット通販のみで買い集めたのでお値段は抑え目と思います。

ボルトアクションの不利さはありますが、パワーソースが人間で超低燃費。
難しい管理も必要なくてハードケース一個担いでいけば即サバゲーできるのは非常に魅力的です。

さて、いつも通り前説が長くなってまいりました。
本題に入らねば。

ここからは細かく写真を載せながらポイントを説明して行きます。
といってもほぼ分解と組み立てになるので”ものすごい”情報はないので悪しからず。。。

道具もご用意ください。六角と+ドライバーあればOK。
まずマガジンと、ボディと内部を留めているビス二本を外します。
リア側が長く、フロント側が短いので注意
すると、ボディと内部機構がこの様に分離します。
この様にトリガーからアウターバレルまでのASYになると思います。
アウターを分離する前に、マウントベースやサイトが留まるネジは4つとも外しておいてください。
特にこのネジ穴(右)は安心のため外すことを推奨

必須とは言いませんが、写真の右側に見えているネジ穴は貫通しており、
アウターバレルのネジ山に届きます。万が一ネジが当たっているとネジ山を破壊することになってしまいます。

次にど真ん中に見えているネジ止め剤が塗ってあるネジを外します
これによりアウターバレルが回れる様になり、この様にひねって行けばネジ山が見えてきます。

グルグル回して完全に分離します。
このネジ山がつぶれているVSR-10が割りとあるのです。原因は恐らくマウントベースを留めているネジのぶつかりと思われ。

ここがダメになると今後メンテもできなくなるので本当に気をつけてください!

ぐるぐるぐる、、と分離!
今回、こちら側は一切触りません。
さてアウターバレルに出っ張っているこのダイカスト部品。これをネジ二本とって外します。
この様に外れてVSR-10のチャンバーが見えます。
ホップを調整するレバーのネジを外します。ここは精密ドライバーで。
するとマルイチャンバーがただ筒に刺さっているだけの状態になります

ここまでくれば押すと動きます。
のでちょっとずつ抜ける方へ手で押してやってください。

途中まできて押せなくなったら附属の”おそうじ棒”でもう少し追い込んでOK
インナーバレルとチャンバーのASYがお目見えします。

ここで2点気づいたことが。

1点はアウターバレルにバレルスペーサが既に備わっていること。
これは正直よくわかっていませんでした(汗

フィールド用のVSRはG-SPECでして、そのためか自分はテープをグルグル巻いて固めたバレルスペーサを仕込んでいます。
今回はわざわざバレルスペーサを購入したのに。。。とりま使いません。

もう1点はチャンバーのネジが一個ない。。。
え、、、欠品かw

(後で調べてわかりましたが、プロスナはこのネジなくて正解みたいです…)

ん?バレルスペーサ入ってるやん
ど真ん中のスライダーを留めるネジがない!が、とりあえず見えてるネジ4つ(黒2 銀2)を外す
するとバラバラっとなります。部品をなくさないように気を付けてください。
ここで交換部品です。左ゴムパッキンと右のアーム。
アームは単に入れ替えるだけ。スペーサは余ります。
ゴムパッキンはズボッと外します。(これでマルイのかけた魔法は解けます)
で、ズボッと入れるだけですが。。。

インナーバレルに対してホップ窓中心にホップ形状が来るように。
またゴムパッキンが変な浮きとかでない様に。

しっかり馴染ませて、しっかりと中心を出してあげてください。
因みに今回は特に気密を取りにいきません。

フィールド用は気密テープを使用していますが、
なんとなくポン付けで初速がどうなるか見てみたくなりまして。

このゴムの四角い突起がちゃんばーの四角い穴に入ります。
各部品も元の位置に戻すだけ
そして!ごにょにょっと位置を合わせて蓋をします。

インナーバレルとパッキンの関係がずれない様に意識して蓋をしてください。
各部品が定位置に居れば素直に蓋は閉じます。

上記写真のあと、ホップアームを動かす部品も取り付けてください。
何故か写真を忘れましたが、、、

要はこの状態に戻ります。(皆さんは真ん中のネジもちゃんとつけてください)
これが大事なホップ突起位置の確認作業

先ほどから気にしているホップパッキンの突起の位置。
ここでホップを最大までかけた状態で上記写真の様にバレル内を覗きます。

ドライバーかなんか細いものでBB弾留めを押し上げると見えます。

きれいなチューリップになっているかどうか。。。ここが勝負のしどころですよ!

OKなら組み立てていくのみ。アウター内に部品を戻していきます。
中心でネジ穴があうところまで動かして、、、ホップレバーを取り付け
そしてこのパーツでカッチリと位置を決めます。ガタとかはほぼなし。
ネジを二か所留める。舐めない様に逆回しでネジ山を感じてから締めこんでください。
トリガー&シリンダー側とネジを回して締結。

ここで自分もあまりわかってなかった事を一つ。
このネジを回していくと次に止めるネジ(ネジ留め剤が塗られてたやつ)の穴が一致する所が出てきます。

当然ですがその位置が正しい締め込み位置です。
しかしその状態で位置決めのネジを入れてもですね。

ガタガタするんです。

で、気づきました。

VSR-10のパッキンとノズルの位置関係や、
パッキンの上下と機関部の上下の位置関係を決めるのは、、、

あくまでストックなんだと。。。

このストックで位置決めするのが嫌でネジ山増やしてねじ込むカスタムもあるらしいですが、ストックとチャンバー固定のダイカストパーツの勘合が良ければストックで決めるのは悪くないと思います。

ので!マルイさんを信じてそのままに。

ここで間違ってもギュギュギュっと締め込みきってはいけない。

まあ、このネジ山が潰れてる個体は割と見ます。。。
もちろん先に述べたネジも影響していると思います。なんとなく罠が多い印象w
とにかく、皆さん組バラシ時には気を付けて欲しいです。

そして、新品買って一から組バラシをして良かった。。。

マガジンキャッチのスプリングを飛ばさない様に気を付けて。
ボディと内部機構を2本のネジで留めて組みあがり。ネジの長さには注意。
ここで弾速チェックを挟みます

さて。

ここまで組んだところで初速チェックです。
もしここで規定以下の初速ならパッキン取り付けまでもどって気密取り。

0.2gで計測した結果は、、、90m/sでした。。。
うーん。まあこんなもんか(箱開け時の初速を測り忘れた)

まあ不満ならバレル交換かなー。
スプリングはいじりたくないなぁ。

よし!まあいいや(諦め)

マウントベース取り付けは簡単
前後を間違えない様に! FとRの刻印あります。
一番F(フロント)側のネジだけが短いので気を付ける
なるべくマウントの幅広く使ってスコープマウントを設置しましょう

このスコープ、、、優秀です。
必要最低限の機能は満たしているし、照準も普通に合います。
アイレリーフもいい感じの位置でばっちり取れました。

普通に良く見えます
最後にケースに入ることを確認!ぴったり。

スコープをつけたままで無理なくVSR-10が入るケースに感動。
スポンジの厚みも十分で気持ち押し込んで閉めるくらいです。

と、これでブログのネタはおしまいですが。
ずっーと特にコメントせずに来たこのVSR-10の塗装について。

どうですか?ダサかっこよいでしょw

見たまんまですがチタンカラーです。
山中合戦場ロゴとプリント文字がこれまたなんとも絶妙にダサい。

でも!これで良いのです。
因みにチタン風塗装のやり方は気になった方居れば気軽に聞いてください!

VSR-10 [山中決戦仕様] (チタン風塗装 Ver.)

弾道はかなり素直なまっすぐさん。
シューティングレンジで調整して実戦投入します。

以上!

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